フランス「スカーフ禁止法」と靖国問題

「フランス共和国の国是でもある政教分離の原則に従い、公立校の校内や関連行事で『宗教への帰属をこれ見よがしに示す標章や服装』を禁じる。女性イスラム 教徒のスカーフのほかユダヤ教徒の帽子キッパ、大きな十字架なども対象。法案は上下院とも圧倒的な賛成多数で通り、3月に成立した。」(朝日新聞インター ネット版 8/28記事より)
この法案の施行が新学期9/2かららしい。最も個人主義が徹底しているとされるフランスでなぜ、という気持ちが大 きい。政教分離が国是なら、なおさら個人の宗教に立ち入ることはないように思えるが、中世に宗教によってもたらされた数多くの悲劇を有するフランス の自己防御本能ともいえるものかもしれない。国家を開いていく実験過程にあるフランスにおいても、過去の負の遺産から逃れ切れていないレベルにあること に落胆するばかりである。
~首相の靖国神社を参拝に対する「個人としてですか、総理としてですか」という質問や「総理大臣~として参拝した」な どと応えるレベルよりはましかもしれないが、それほど変わらないという感じもする。日本における現段階で靖国神社の参拝は、本質的には「個人の信仰の自由 にしたがって参拝した。」という好みの問題でしかないが、中国や韓国の反発は、それぞれの国のレベルがいまだ、「個人の自由」を認めない段階にしか至って いないことを露呈しているにすぎない。ただ、~首相が「総理大臣~」という応え方をする背景には、日本という国家を開いていくという観点は皆無で、閉ざし て強力な国家を作るという観点が感じ取られる。これに中国や韓国が敏感に反応しているとは言えそうだ。
靖国問題はどちらも同じレベルの応酬に終始している。

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