ヒマラヤ・トレッキング(The Himalayas Trekking)


ブータンのシリーズ第9弾です。 ヒマラヤ・トレッキングを紹介します。
12月26日から1月2日までの8日間に渡り、 ヒマラヤ・トレッキングに行って来ました。
今回のチョモラリ・ヤクサ・トレッキングは、 ブータンの友人リンツィンさんが、 最も美しいトレッキング・コースだと推奨するものです。 さらに殆どのツアーが10月に行きますが、 これまたリンツィンさんがベスト・シーズンと絶賛する12月に行きました。 その通りで全て晴天快晴で雲一つ見ることがありませんでした。

(1) 第1日目 パロ・ドゥゲからシャナ・キャンプまで
(2) 第2日目 ショムダチャサ・キャンプまで
(3) 第3日目 チョモラリ・ベースキャンプ・ジャンゴタン到着
(4) 第4日目 ヤク農家を訪ねる
(5) 第5日目 ボンテ峠を越えヤクサ村へ
(6) 第6日目 雪のトンブ峠越え
(7) 第7日目 尾根道を縦走しシャナへ戻る
(8) 第8日目 パロ帰還

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thm_trek.jpg トレッキング・コース地図(636KB)

当初リンツィンさんがメールで送ってくれた日程表です。
Day 1: Bangkok Paro
Day 2: Paro Shana {First Camp Site}
Day 3: Shana Shingkharap.
Day 4: Shingkharap Thangthangkha
Day 5: Thangthangkha Jangothang {Base Camp}
Day 6: Jangothang Halt.
Day 7: Halt Halt {optional}
Day 8: Jangothang Yaksa
Day 9: Yaksa Thongbu
Day 10: Thongbu Shana {village House}
Day 11: Shana Paro
Day 12: Paro Departure

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今回また、トレッキングの様子が分かるように、 旅行中HP-200LXに記録しておいた旅のスケジュールから、 時間経過に沿って纏めました。

吾がキャラバン隊のメンバーは、

1 img_0199.jpg もうすっかりお馴染みガイドのMR.リンツィン(Mr.Rinzin)、

2 img_0530.jpg コックのMR.ケルザンMR. ケルザン of the cook(Mr.Kelzang)、

3 img_0494.jpg ホース・マンのMR.ウォンチュク(Mr.Wangchuk)、

4 img_0529.jpg ADのMR.グルン(Mr.Gurung)、

5 img_0358.jpg そして屈強なブータン馬7頭です。Then, they are seven 屈強な Bhutanese horses.


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第1日目  パロ・ドゥゲからシャナ・キャンプまで


2007-12-26
1日目はシャナ(Shana)でキャンプしました。 ここまでは極普通の山歩きで、 近くの農家には電気が来ています。

3 img_9814.jpg パロの朝の気温は室内15.7℃、外6.4℃と日本と変わりありません。ドゥゲ・ゾンの所まで車で行きます。 ドゥゲ・ゾンの少し手前でチョモラリが見えました。 これからあの麓を目指すわけです。

5 img_9816.jpg ドゥゲ・ゾンに着きました。 2002年に始めてここに来た時、この先がチョモラリへの道ですよと、 言われました。 今日これから実際に行くことになるとは、あの時は夢にも思いませんでした。

7 img_9819.jpg ドゥゲ・ゾンの所に馬7頭と馬使いが待機しており、ここで荷物を載せます。 昨夜紹介されたコックもミニバスで来ていました。 ブータン馬の力強さはタクツァン僧院とガサ温泉行きで十分承知しています。

11 img_9823.jpg 10時37分、いよいよ歩き始めます。 荷物の積み込みは済んでいませんが、それは彼らにを任せて、 私とリンツィンさんだけ出発します。 どうせ途中で追い付かれるからです。

13 img_9825.jpg 途中までは自動車道でタクシーなどが通ります。 この吊り橋を渡るとそこからはフットパスとなります。

18 img_9830.jpg 馬隊が予定より大幅に遅れたために、2時半頃の遅い昼食となりました。

19 img_9831.jpg 吾が馬隊が通過していきます。

29 img_9841.jpg 4時半頃空き地にテントを設営します。 これは食堂のテント。

34 img_9848.jpg 食堂テントができました。

35 img_9849.jpg 今度は私の寝るテントです。

36 img_9850.jpg 馬が寝転んでいます。

41 img_9857.jpg 私のスリーピングテントが組みあがりました。

42 img_9858.jpg 外側にカバーを架けます。

43 img_9859.jpg テント村の完成です。

44 img_9860.jpg 焚き火を始めます。

45 img_9861.jpg 鍋を置きます。

46 img_9862.jpg ストロボ無しだとこんな感じになります。

47 img_9864.jpg 鍋の中はパクシャ(豚肉)、レッドチリ、ラディッシュです。

48 img_9865.jpg 8時、さあ夕食です。


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第2日目  ショムダチャサ・キャンプまで


2007-12-27
2日目はショムダチャサ(Shomdachasa)でキャンプです。 この辺りまでは森がありますので、 夜は豪勢に丸太のキャンプ・ファイアで温まりました。

1 img_9867.jpg 朝の気温は1.2℃。テントにはうっすらと氷が着いています。

4 img_9870.jpg 馬具の装着が始まります。

7:46 breakfast

5 img_9871.jpg 朝食は定番のエマダツィです

7 img_9873.jpg 馬も配合飼料を、こうしてサッカーボールに入れて食べます。

10 img_9876.jpg ここまでは電気が来ています。

img_0007.jpg 左がチベットへの道です。

img_0018.jpg 今夜のキャンプ地ショムダチャサ(Shomdachasa)に着きました。 既に食堂の青いテントが張られています。

img_0020.jpg Mr.ケルザンがイスを出しています。

img_0023.jpg 6時、大木のキャンプファイア。

img_0026.jpg 7時半、夕食はスープから始まります。

img_0028.jpg 寒いので豚の脂肪も摂ります。


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第3日目  チョモラリ・ベースキャンプ・ジャンゴタン到着


2007-12-28
3日目にチョモラリ山のベース・キャンプである、 ジャンゴタン(Jangothang)に到着しました。 目の前に雄大なチョモラリ(Jomolhari 7313m)を始め、 ジュチュダケ(Jitchudrake 6794m)、 ツェリムガン(Tsherimgang 7300m)と次々に現れる様子は、 本当に息を呑む思いです。
カシオの高度計は朝3760mを表示していたのですが、 その後気付くと----mとなっており、 計測できませんでしたが、 リンツィンさんによると4200mくらいとのことでした。 ちょっと頭が重い感じになりましたが、 翌日からは何ともなくなりました。
10月には数組のツアー客が集まるこのキャンプ場も、 12月28日に来るバカは私一人でした。

img_0030.jpg 朝のテント内の気温−2.7℃、高度3760m、ほぼ富士山と同じ高さです。 焚き火が始まります。

img_0031.jpg Mr.ケルザンはエマダツィ作り。

img_0051.jpg 段々チョモラリが近づいてきます。

img_0055.jpg こちらを見ています。

img_0056.jpg 平らな所に出ました。

img_0064.jpg 馬隊が通ります。

img_0093.jpg 丁度薪を運ぶ母娘が帰って来ました。

img_0100.jpg 思わず走ってしまいました。

img_0108.jpg 2時、さて昼食です。

img_0115.jpg 15:09雪山が顔を見せます。 ツェリムガン(Tsherimgang 7300m)です。

img_0122.jpg ツェリムガンの全容が見えました。

img_0125.jpg 15:21また雪山が顔を覗かせます。 ジュチュダケ(Jitchudrake 6794m)です。

img_0130.jpg ジュチュダケとツェリムガン

img_0136.jpg なかなかシャープな山です。

img_0152.jpg また雪山です。 16:02チョモラリ(Jomolhari 7314m)です。

img_0161.jpg 岩にジャンゴタンの文字が見えます。そろそろです。 チョモラリは刻々と姿を変えます。

img_0168.jpg 16:25とうとうチョモラリのベースキャンプ・ジャンゴタンに到着です。

img_0172.jpg 既に私のテントは設営されていました。

img_0173.jpg 私のテントはチョモラリの目の前です。

img_0177.jpg 私のテントはチョモラリが見えるように設置されています。 リンツィンさんの配慮です。
しかし始めの予定では、 シャナ(Shana)、 シンカラップ(Shingkharap)、 タンタンカ(Thangthangkha)、 と3泊して、4日目に ジャンゴタン(Jangothang) に到着するはずだったのに、 今日はまだ3日目です。 リンツィンさんは1日目の私の歩きを見て大丈夫と判断し、 シンカラップを通り越して、 ショムダチャサ(Shomdachasa)に2泊目を取り、 3日で到着するように変更したそうです。
でも言ってくれればもっとゆっくり歩いたのに!!

img_0178.jpg Mr.ウォンチュクがなんとか薪を集めて焚き火を始めます。

img_0179.jpg 7時半、夕食です。


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第4日目  ヤク農家を訪ねる


2007-12-29
4日目は休養日で、 日が当たるのを待って、 寝袋や毛布を岩の上で乾かしました。 チョモラリを間近に見ながら、 お茶を飲んだり、昼食を取るのは格別です。 午後、近くのヤク・キャンプを訪ねました。 スジャ(バター茶)やヤク・チーズをご馳走になりました。

img_0186.jpg 朝テントの内側に霜が付いています。気温−3.3℃。 あたりは真っ暗ですが、チョモラリは明るくなっています。

img_0189.jpg 陽が当たってきました。

img_0190.jpg 朝日を浴びて黄金色に輝きます。

img_0384.jpg ゴールデン・チョモラリです。

img_0191.jpg 朝食作りが始まります。

img_0195.jpg 9時、朝食は小麦粉を練って揚げたプリです。

img_0199.jpg リンツィンさんが近くのヤク農家で買って来た、 ヤクの干し肉を切り分けています。

img_0200.jpg 固いスジの所などを取り除いています。

img_0201.jpg 本当にチョモラリが近くに見えて、雪の所まで行きたくなりましたが、 リンツィンさんに言ったら、そこまで1日かかるそうです。

img_0214.jpg チョモラリを見ながらの昼食です。

img_0220.jpg 午後、明日登る対岸の丘に途中まで登ることにしました。 ジュチュダケも別の姿を見せます。

img_0239.jpg ヤク農家を訪ねることになりました。 この辺りは潅木しかありませんから、薪は皆細い枝のようです。 薪の上はインセンスに使う松の葉のようですが、 これはもっと下から持って来るのでしょう。

img_0241.jpg こちらはご存知ヤクの糞の乾燥したもの。

img_0242.jpg ヤクの干し肉です。

img_0250.jpg スジャのポットです。

img_0251.jpg ヤクのチーズです。

img_0254.jpg 試食しました。味は殆どありませんでした。

img_0261.jpg ジュチュダケの上部だけ陽が当たっています。

img_0265.jpg 白いヤクです。

img_0271.jpg 穀物や岩塩を練り込んだ配合飼料を口に入れています。

img_0276.jpg 上の斜面を放牧から帰るヤクがどんどん下がってきます。

img_0281.jpg 暗くなる前にキャンプに戻ることにします。 ジュチュダケの頂上にだけ陽が当たっています。

img_0287.jpg 左の小丼は豚肉と唐辛子の煮込み。


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第5日目  ボンテ峠を越えヤクサ村へ


2007-12-30
5日目はボンテ・ラ(Bongte La 4800-4900m)を越えて、 ヤクサ(Yaksa)に下ります。 ラは峠のことです。 途中2つの湖があり、まさにヒマラヤ・トレッキングの雰囲気です。 しかし、この日は朝8時出発で夜6時到着という、 10時間に及ぶ歩きでした。

img_0293.jpg 日が当たります。テント内の気温は−5.6℃です。

img_0302.jpg 8時出発です。 昨日途中まで登った丘を登ります。 キャンプ地が小さくなります。

img_0310.jpg 1時間半程で上りました。

img_0316.jpg 丘を登りきるとゆるやかな道が続きアルプスのような雰囲気です。

img_0317.jpg チョモラリとジュチュダケが並び立っているのですが、

img_0318.jpg 近過ぎて、私のカメラでは引けません。

img_0318.jpg パノラマにしました

img_0318.jpg 更にワイド

img_0324.jpg この辺りでようやくチョモラリとジュチュダケが一枚に収まりました。

img_0326.jpg 緩やかな上りが続きます。

10:10 blue sheep

img_0327.jpg リンツィンさんがブルーシープがいると言います。 枯草地の上のガレ場に小さく見えます。

img_0330.jpg そーっと、枯草地を上って行きました。 でもまだ遠いです。 こんな時長いレンズが欲しくなります。

img_0331.jpg シープと言ってもカモシカのようです。 ブルーシープは灰色ですが、 光の具合でブルーに見えることから付いたそうです。

img_0340.jpg ジュチュダケの頂上付近は更にシャープになり、鉛筆の芯のようです。

img_0341.jpg 普通に写すと雪はとんでしまいます。

img_0342.jpg マイナスに露出補正すると今度は空が暗くなってしまいます。

img_0343.jpg 湖が見えて来ました。

img_0344.jpg 凍結しています。

img_0345.jpg 標識がありましたが、

img_0346.jpg 読めません。

img_0347.jpg 凄絶な景色です。

img_0348.jpg 水辺まで来ました。

img_0349.jpg この部分はエメラルドグリーンです。

img_0350.jpg 写真では分かり難いのですが、虹鱒らしき魚がいます。 また、この部分は氷がないように見えますが透明な氷で覆われています。

img_0351.jpg 氷が融ければ美しい「五色沼」になることでしょう。

img_0352.jpg ここは信州諏訪湖の御神渡りみたいになっています。

img_0353.jpg 遠くに馬隊が見えました。

img_0354.jpg Mr.ウォンチュクの赤いヤッケが見えます。

img_0355.jpg 御神渡りの謂れをリンツィンさんに話しました。 ブータンには似た話しは無いようでした。

img_0356.jpg 道は湖から離れ上がって行きます。

img_0357.jpg 馬隊が来ました。

img_0358.jpg なんとなく、ほっとします。

img_0359.jpg 力強い仲間です。

img_0360.jpg かなり分厚い氷でリンツィンさんが石をぶつけたら石が割れました。

img_0364.jpg Mr.グルンと弁当が来ました。

img_0365.jpg 湖は2つありました。

img_0366.jpg こちらも凍結しています。 湖に流れ込む川が向こうの崖から滝になって落ちています。 (後であの滝の上を通りました)

img_0367.jpg 道は上りになり、向こうの丘を目指します。

img_0368.jpg 背後に一つ目の湖。

img_0369.jpg ここはサファイヤブルーです。

img_0370.jpg この湖は一部凍っていなく白鳥や鴨のような水鳥が浮かんでいます。

img_0371.jpg 白い3つの点が白鳥のような鳥です。 この時道は湖から大分上になっていたため、 湖の側からの写真はありません。

img_0372.jpg 湖を右手に見ながら丘を登り、

img_0373.jpg 凍った川を渡ります。

img_0374.jpg 黒くなっているのは、私が滑らないようにと、リンツィンさんが砂をまいたからです。

img_0375.jpg また新しい雪山が見えました。 これはローカルな山なのでリンツィンさんも名前を知りませんでした。

img_0376.jpg バックには2つの湖。

img_0377.jpg まだ丘は続きます。

img_0379.jpg 随分上って来たものです。

img_0380.jpg 湖から約2時間、丘を登りきると、

img_0381.jpg 平らな所に出ます。

img_0382.jpg 川が凍っています。

img_0383.jpg ようやく今日のハイライト、ボンテ峠の山並みが見えて来ました。

img_0384.jpg 気が遠くなる思いです。

img_0386.jpg もう一枚。

img_0387.jpg この写真は分かり難いのですが、 先ほどの2つ目の湖に流れ込む川が滝になって落ちている所です。

img_0388.jpg ここはカール(圏谷)のような感じです。 周りの様子を紹介しますと、これは背後の様子、

img_0389.jpg これは左手の様子、

img_0390.jpg そしてこれが前方の様子です。

img_0391.jpg リンツィンさんのご愛嬌。

img_0392.jpg 1時半頃、枯草の所で昼食にします。

img_0393.jpg 歩いて来た道に!

img_0394.jpg 5月末には一面高山植物で覆われる所だそうです。

img_0395.jpg ツェリムガンの頂上が微かに見えます。

img_0396.jpg 再び登りになります。

img_0397.jpg ジュチュダケとツェリムガンを背に、

img_0398.jpg 長い道のりでしたが、

img_0399.jpg まだ荒涼とした道が続きます。

img_0400.jpg 峠が近づいて来ました。

img_0401.jpg 昼食を取った場所は遥か眼下です。既に1時間半過ぎました。

img_0402.jpg 下りです。ということは、15時5分、ボンテ・ラ(Bongte La 4800-4900m)にたどり着きました。

img_0408.jpg 峠の反対側です。

img_0409.jpg 上空をブータンの国鳥レビンが舞っています。

16:45 - 18:00 Yaksa down
20:16 dinner

img_0412.jpg 15:10ここからヤクサへの下りが大変でした。

img_0413.jpg 15:21始めのうちはこんな感じで、広い所でしたが。

img_0414.jpg ドレーン(氷河堆積物)のようです。

img_0420.jpg ブルーシープです。

img_0421.jpg 草地から、

img_0422.jpg ガレ場にかけて80頭くらいいました。

img_0423.jpg 今度はヤクです。

img_0424.jpg ヤク・キャンプの跡。

img_0428.jpg 16:36ここからストーンと落ちる感じです。 数百mはあろうかという断崖絶壁の幅30cmもない細い道を下るのです。

img_0429.jpg リンツィンさんとMr.グルン。

img_0430.jpg 頭上には家路を急ぐ鳥の群れ。

img_0431.jpg 17:14ようやくヤクサの村が下に見えて来ましたが、 まだまだ急斜面の細い道が続きます。

img_0432.jpg こんな所をよくもまあ下りて来たものです。 この後まだ途中なのに暗くなり、文字通り手探りで、下りました。 この日は朝8時出発で夜6時到着と、10時間歩きました。 (寄り道が多かったのも一因ですが)

img_0433.jpg 夕食の熱いスープでやっと人心地がつきました。

img_0434.jpg 今夜はおかずも盛り沢山です。

img_0435.jpg 焚き火が暖かいです。


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第6日目  雪のトンブ峠越え


2007-12-31
6日目の朝の気温はテント内で−7.9℃を記録しました。 この日は、雪道を登り、 トンブ・ラ(Thongbu La 4700-4800m)を越えて、 キャンプ地のトンブ・パン(Thongbu Pang)に下ります。 トンブ・ラは強風で、遠くインドのシッキムの カンチェンジュンガ(Kangchenjunga 8586m)が見えました。

6:15 wakeup -7.9c
8:09 breakfast
9:00 start

img_0436.jpg 寒い朝ですが、ジャンゴタンより薪が太くなったのが心強いです。

img_0437.jpg ヤクサ村はMr.ウォンチュクの出身地だそうです。

img_0438.jpg Mr.ケルザンとMrグルンの2人も寒そうです。.

img_0439.jpg 山に陽が当たります。 ここは昨日下りたことから分かるように深い谷底なのでなかなか陽が当たりません。

img_0440.jpg 馬達はどうなんでしょう。

img_0441.jpg 朝食です。

img_0442.jpg 今日は暗くなる前に着けるように、朝食を食べるとすぐに出発しました。 向かいの丘の中腹にヤク農家が見えます。

img_0443.jpg 塀型チョルテンです。

img_0444.jpg 橋を渡ります。

img_0445.jpg 朝日が当たります。

img_0446.jpg エトメトの葉。

img_0447.jpg ロウソク岩。

img_0448.jpg 上り道

img_0449.jpg まずあの丘を越えます。

img_0450.jpg 随所に雪が残っています。

img_0451.jpg 私を待つ、リンツィンさん。 私にとって大変な道でも、彼にとっては散歩道ですから。

img_0455.jpg 先ほど同じ高さで見えたヤク農家が遥か下になりました。

img_0457.jpg 頂上が近づきました。

11:09 hill top
11:30 bird father

img_0458.jpg 2時間かけて丘に登り、そこからは丘を回りこむ高原の道が続きます。

img_0462.jpg リンツィンさんが鳥を見つけました。 私はよく確認出来なかったのですが、取り敢えずその方向にカメラを向けました。

img_0463.jpg リンツィンさんはptarmiganと言います。 雷鳥のようです。 写真中央の白いのが、それらしいのですが。

img_0465.jpg そうこうしている内に鳥が舞い上がりました。 雷鳥も飛びますから、雷鳥かもしれません。 ただ写真を見ると、翼が大きいので別の鳥かもしれません。

img_0467.jpg 道は丘をまいて行きます。

img_0468.jpg 緑色の箱が置いてあります。 漢方薬になる植物を食べられないように保護しているのだそうです。

img_0469.jpg ズームにします。
この後、黒で先端がブルーに輝く羽を拾いました。 リンツィンさんによると鷲などの猛禽類に襲われたものだろうということです。 綺麗なので持ち帰りました。 (鳥インフルエンザは大丈夫でしょう)

img_0470.jpg やがて次の山が見えて来ました。 頂上付近は雪が積もっているようです。

img_0471.jpg あそこがトンブ・ラです。

img_0472.jpg 川を越え、麓にたどり着きます。

img_0473.jpg トンブ・ラにはためくダルシンが小さく見えました。 写真中央のくぼんだ所です。

img_0475.jpg 上りに入ります。

img_0478.jpg チョモラリが見え始めました。

img_0479.jpg 右手の谷はエトメトの潅木です。

img_0482.jpg ヤク農家の跡です。

13:05 hourse come

img_0483.jpg 少しは近づいたのでしょうか。

img_0484.jpg 先ほどのヤク農家の跡近くに馬隊が登って来ました。

img_0485.jpg チョモラリとツェリムガンのピークが顔を覗かせています。

img_0486.jpg 右の丘をまいて来たわけです。 その向こうにロウソク岩が見えます。

img_0487.jpg Mr.ウォンチュクの赤いヤッケです。

img_0488.jpg リーダー馬がよれています。

img_0489.jpg 赤い頭飾りがリーダー馬です。

img_0490.jpg 黙々と、

img_0491.jpg 力強く登って行きます。

img_0492.jpg 道に雪が出始めます。

img_0493.jpg 草地はこの辺りまでです。

img_0494.jpg ホースマンのMr.ウオンチュクが一息入れます。

img_0495.jpg 振り返ると上って来た道が延々と続いています。

img_0496.jpg 右にロウソク岩。今日はあそこを越えて来たのです。

img_0497.jpg 馬隊が峠に近づいています。 峠が凍っていると馬が滑るとMr.ウオンチュクが心配していたそうですが、 リンツィンさんは晴天が続いているから融けているだろうという判断で来たそうです。 どうやら大丈夫のようです。 それにしても私は何時着くのやら。

img_0498.jpg トンブ・ラがはっきり見えてきました。

img_0499.jpg リンツィンさん、Mr.ケルザン、Mr.グルンの3人はお喋りしながらの気楽な旅です。

13:41 Thongbu La 4700-4800m
13:45 Kangchenjunga 8586m
13:57 lunch

img_0500.jpg ようやく雪道を登りつめ、トンブ・ラ(Thongbu La 4700-4800m)に着きました。 今日は頭はなんともありません。 峠は風が強いです。

img_0501.jpg 振り返ります。

img_0502.jpg いやあ、よく登りました。

img_0503.jpg 峠の反対側は急斜面です。

img_0504.jpg その先に尾根道が続くようです。

img_0505.jpg 遥か遠くにインドのシッキムのカンチェンジュンガ(Kangchenjunga 8586m)が見えます。

img_0507.jpg 行きの飛行機から見たので2度目となりますが、感動は全然違います。

img_0508.jpg さて昼食です。

img_0509.jpg チョモラリと!

img_0510.jpg 来た道と!!

img_0511.jpg この先の道へ!!!

img_0512.jpg 下り始めてすぐ、カンチェンジュンガへの視界が広がりました。

img_0516.jpg しかしカンチェンジュンガは雪煙のような雲で霞んでいました。

img_0514.jpg さあ怖い下り道です。 ここだけ見ればどうってことはありませんが、 この下に5、6百mはあろうかという断崖絶壁が続きます。

img_0517.jpg 昨日リンツィンさんが名前を知らなかったこの雪山の名前をMr.ウォンチュクに聞いておいてくれました。 ショウギラと言うそうです。

img_0523.jpg リンツィンさんが下にブルーシープを見つけましたが、 私にはよく分かりません。

img_0524.jpg 4、5頭の小さな群れのようです。

img_0525.jpg ズームにしてもこれがせいぜいです。 ブータンでこういった動物を撮るには長いレンズが必要です。 以前、オグロ鶴を写した時200ミリの望遠でダメでした。 500とか1000が必要でしょう。 でもそんなの持ってトレッキングは大変です。

15:40 Thongbu Pang 4200m
20:08 dinner

img_0526.jpg ようやく真下にキャンプ地トンブ・パン(Thongbu Pang 4200m)の小屋が見えました。

img_0527.jpg 峠から約1時間半、小屋に着きました。 小屋にはブータンアーミーの男達が駐屯していました。 キングの狩りのための動物数の事前調査をしているのだそうです。 前回はターキンを2頭狩猟したとか。 小屋は2部屋になっていて、向こう側が彼ら、手前を我々が使いました。

img_0528.jpg 小屋の囲炉裏に火が入ります。

img_0529.jpg Mr.グルン

img_0530.jpg Mr.ケルザン

img_0531.jpg リンツィンさん。

img_0534.jpg 夕食の野菜スープ。

img_0535.jpg 豚肉の唐辛子煮込み。これは辛い。

img_0536.jpg 準備完了。

img_0537.jpg いただきます。 食事のたびにこう唱えるので、Mr.ケルザンも覚えてしまいました。


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第7日目  尾根道を縦走しシャナへ戻る


2008-01-01
7日目から基本的には下りに入りますが、 最初に目の前の丘に登ります。 丘と言っても標高4400mくらいはありますから、 相変わらず息が切れます。 丘の頂上を過ぎると、尾根道になります。 これが越えても越えても続きます。 そして最後はシャナまで一気に1350m下ります。 もう足はヨレヨレです。 この日は行きの時のキャンプ地ではなく、 シャナの農家の側にキャンプをし、 農家の焼き石風呂のドツォを借りて入りました。 極楽極楽。

5:50 wakeup -4.2c
7:59 new year sun rise
8:22 breakfast
9:00 start

img_0538.jpg 朝のテント内の気温−4.2℃。もうあまり感じません。

img_0539.jpg 山の斜面に朝日が当たります。

img_0540.jpg 向こうの丘が今日越えて行く場所です。

img_0541.jpg 鳥が飛び立ちます。

img_0542.jpg スノウピジョンのようです。

img_0543.jpg 8時頃、初日の出が丘に上がりました。 今年の健康を祈りました。

img_0544.jpg 初日の出には似合わない強烈な日差しです。

img_0545.jpg 馬達も温んでいます。

img_0546.jpg こちらの斜面は全面に当たっています。

img_0551.jpg 小屋にも初日の出の光が差し込みます

img_0552.jpg 一条の光ならぬ、四条の光です。

img_0553.jpg 寝グセのMr.グルン。

img_0557.jpg 朝食はもうすっかり定番のエマダツィとかりかりベーコンの代りの豚肉ですが、 ちょっとコゲ過ぎでした。

img_0558.jpg 朝食を食べて元気に出発。 目の前の丘を上ります。

img_0559.jpg 小屋が小さくなりました。 私の歩きも随分早くなりました。

img_0563.jpg ダルシンです。

img_0564.jpg 遥か彼方にツェリムガンのピーク。

img_0565.jpg ショウギラ山。

img_0566.jpg 前方の道。

img_0567.jpg 頭上を鷲がゆっくりと螺旋状に旋回しています。

img_0572.jpg 丘を登ると尾根道が続きます。

img_0573.jpg 下はこのような断崖です。

img_0574.jpg 尾根道が終わると、また怖い急斜面の下り道が待っているかと思うと、 不安になります。

img_0576.jpg ツェリムガンも

img_0577.jpg ジュチュダケもピークしか見えません。

img_0578.jpg 周りはエトメトの潅木です。

img_0580.jpg この尾根道も5月末にはエトメトの花に包まれてさぞかしきれいなことでしょう。

img_0581.jpg 尾根道が終わるかと思うと、また続きます。

img_0582.jpg 次々と尾根道が続きます。

img_0583.jpg まだ続きます。

img_0584.jpg 10回以上はあったでしょうか。

img_0585.jpg ふと、はるか前方を見ると、

img_0586.jpg 遠くに町が見えました。

img_0587.jpg パロのようです。(あとで聞いたらドゥゲだそうです) でもあそこに着くのは明日です。

img_0588.jpg まだ尾根道ですが、

img_0589.jpg 少しずつ下りて来ている感じはわかります。

img_0590.jpg あのパロの町まで行くんです。

11:37 hourse come
13:10 lunch

img_0591.jpg 馬隊が来ました。

img_0592.jpg 物凄い剣幕で通り過ぎて行きます。

img_0593.jpg すさまじい土埃です。

img_0594.jpg 道はいよいよ下りに入ります。 馬隊はあっと言う間に見えなくなります。

img_0595.jpg 下にはシャナのブータンアーミーの駐屯地が見えます。

img_0596.jpg 下り道の途中の岩にMr.グルンが立ちました。

img_0597.jpg 私は怖くて出来ません。

img_0598.jpg 昼食にします。

img_0599.jpg ここを下りて来たわけです。 まだ半分も来ていませんが。

img_0600.jpg 兎に角ご飯にしましょう。 ブータンのご飯はアジア一です。 (世界一と言いたいところですが、アジアしか行ってないので)

15:40 down 1350m

img_0601.jpg すぐ下にシャナのブータンアーミーの駐屯地が見えているのですが、 これがなかなか着かないのです。

img_0602.jpg 昼食から2時間半後、ようやく下りました。今日は全部で約1350m下りたそうです。

16:02 shana camp site
16:17 farm house
17:53 dotuo
20:08 dinner

img_0603.jpg 対岸にシャナのキャンプサイトが見えます。

img_0604.jpg 山を下りて40分後、 行きの時に石風呂を借りることを頼んでおいた農家に着きました。 今夜はここでキャンプをします。

img_0605.jpg 既に私のテントもできていました。

img_0606.jpg 石を焼く場所です。

img_0607.jpg そして松の木の風呂桶。

img_0608.jpg 夕暮れが迫り、

img_0609.jpg 石焼きが始まりました。

img_0610.jpg 右の焚き火で、

img_0612.jpg 真っ赤に焼いた石を、

img_0614.jpg 慎重に、

img_0615.jpg 次々と入れていきます。

img_0617.jpg ストロボ無しですとこんな感じです。

img_0624.jpg 石が真っ赤に焼けています。

img_0634.jpg 夕食にMr.ケルザン心づくしのホットチリのデコレーション付きサラダが出ました。 でも正直、冷たいサラダより暖かい煮野菜の方がおいしいのです。

img_0636.jpg 夕食が出揃いました。

img_0639.jpg スープもこの頃にはゴッタ煮の感がありますが、 とにかくなんでも美味しいのです。

img_0640.jpg ブータン風の豚肉とヌードル(シラタキみたい)の唐辛子煮込みです。 これは流石に辛かった。

img_0641.jpg 丸いのはゆで卵のカレー風味です。

img_0644.jpg Mr.ウオンチュクとMr.ケルザン。

img_0645.jpg Mr.グルンとMr.ウオンチュク。

img_0648.jpg 夜空にはオリオン座。


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第8日目  パロ帰還


2008-01-02
いよいよパロに戻ります。 もうこの道は、行きの時とは異なり、 普通の道にしか感じません。

4:24 wakeup -3.5c 3060m
6:09 -2.2c 3050m out -7.1c
8:40 breakfast
9:12 250Nu

img_0649.jpg 朝のテント内の気温は−2.2℃、外は−7.1℃です。 カシオの時計の高度表示が回復し3050mを示しました。

img_0650.jpg さあ、撤収です。

img_0651.jpg 馬達もうれしそうです。

img_0652.jpg 昨日手ぬぐいを干した石垣。

img_0654.jpg 朝食の玉子焼きも豪華版です。

img_0655.jpg こちらは昨晩の残りの唐辛子煮込。

img_0657.jpg 農家の犬が餌を目当てに集まっています。 リンツィンさんがサラダをやったら、 他の犬は食べないのに、 野菜を食べる1匹だけベジタリアンの犬がいました。

9:18 start
10:00 GUNITSAWA
10:05 - 11:00 check post
11:29 pig farm house
11:31 national park
12:04 farm house

出発して45分程で、ブータンアーミーのチェックポストに着きました。 ここで1時間足止めを食らうことになりました。 始めに提出した予定表と違うためだそうです。
そりゃそうだ2日早いんですから。
リンツィンさんは客が高山病になったので、 早く降りて来たんだと言ったそうです。 そもそも予定表にはヤクサに行くとは書いてないんです。
リンツィンめ!
でも今回のコースは、 リンツィンさんのブータントレッキング・ベスト1だそうです。 ベスト2はリンシだと言うので、 ベスト3はと聞いたら答えはなかった。
なんじゃそりゃ!!

img_0658.jpg 行きの時に見た巨大豚。

img_0659.jpg 国立公園の看板。

img_0663.jpg 行きの時におじいさんに声を掛けられた農家にお邪魔しました。

img_0665.jpg 孫たちと、

img_0666.jpg おじいさんです。

img_0668.jpg ネコです。

img_0670.jpg チョルテン。

img_0671.jpg 藁を運ぶ馬。牛の餌にするそうです。

img_0673.jpg 川沿いの水田の畔道を歩きます。 るんるん気分です。

img_0674.jpg 春播き小麦が植えられています。

13:14 sling bridge

img_0675.jpg 吊り橋を渡れば、自動車道です。

img_0399.jpg リンツィンさんがシビライゼーションに戻ったと言います。

img_0678.jpg 振り返ると来た道があり、

img_0679.jpg あの山を越えてきたのです。

img_0680.jpg 橋のたもとにいた女の子。

img_0682.jpg 橋を渡って行きました。

img_0685.jpg 川辺りにいた母娘。

13:39 lunch

img_0687.jpg 村の食堂で昼食にします。 一応朝食の残りのパンケーキとエマダツィとオムレツを タッパウエアに入れて来たのでそれを食べるつもりでしたが、 リンツィンさんが食堂で、 ペプシコーラと血のソーセージと シャバレ(ラビオリのミートパイ)を注文してくれたので、 それも食べてしまいました。 ちょっと食べ過ぎ。 もう歩かないのですから。

img_0688.jpg シャバレ

img_0689.jpg 血のソーセージ

img_0691.jpg リンツィンさんが血のソーセージを鶏の群れに投げ与えたら、 それを咥えて走るヘン(雄鶏)です。 朝のベジタリアンの犬といい、食べるための適応はたいしたものです。

img_0692.jpg 樹上のダルシンは当然木に登って立てたのだろうが?

img_0693.jpg MISIZAM村。

img_0694.jpg カード遊びの女の子。

img_0695.jpg ドゥゲが見えて来ました。

img_0697.jpg 岩絵。

img_0698.jpg ショートカットしてドゥゲの下の自動車道に出ました。

14:55 dughe
15:36 hourse come

img_0700.jpg 14時55分、ドゥゲに到着です。

img_0701.jpg 既にリンツィンさんが携帯で連絡して、 レッドチリホテルの迎えの車が来ていたのですが、 ここはやはり馬の到着を待つことにしました。

img_0706.jpg 15時36分、馬隊が到着します。

img_0707.jpg ところが他の馬群と混ざってしまっていたので、 おかしな写真となってしまいました。

img_0708.jpg さらに、その馬群はそのまま町に向かうのですが、

img_0710.jpg 我々の馬も付いて行こうとし、 他の馬は止めたのですが、

img_0713.jpg 1頭の馬だけ付いて行ってしまい、 Mr.グルンが慌ててそれを引き戻すというハプニングが起こり、 感動のフィナーレとは行かず、混乱の内に終わりました。 まあ、だいたいそんなもんです。

img_0714.jpg 荷を下ろすコックのMr.ケルザン。

img_0715.jpg 同じく荷を下ろすホースマンのMr.ウオンチュク。 ご苦労様でした。 3人に挨拶とお礼のチップ各20$を渡し、車に乗り込みました。

15:50 dughe car start
15:54 jomolhari look
16:05 takutuan

img_0717.jpg 途中車を止めてもらいチョモラリを振り返りました。

img_0719.jpg こちらはタクツァン僧院です。 2日も日程が空いてしまったので、 リンツィンさんが登ろうと言っています。

振り返って今回のトレッキングは、 チョモラリベースキャンプのジャンゴタンまでと、 そこからヤクサを経てトンブパンまでとは、 全然違いました。 ジャンゴタンまでなら3日で行っても一向に構いません。 これは所謂トレッキングだと思います。
でもそこから先はもうトレッキングではなく、 完全に登山のレベルだと思いました。 目指すのは頂上ではなく峠だけれど、 登りの長さやきつさは登山と同じだと思います。
特に下りの断崖絶壁の急峻で細い道、そして延々続く尾根道は、 みんな登山経験者でなければ歩けるものではないと思います。
よく歩いたもんです。

19:18 dinner
23:55 sleep

img_0720.jpg 最後にレッドチリホテルの料理名人、リンツィンさんの叔母さんの、 豪華な夕食を紹介します。

img_0721.jpg 野菜炒め。

img_0722.jpg パクシャパーとノシャパー(豚肉と牛肉の赤唐辛子煮込み)。

img_0723.jpg リンツィンさんの故郷ダンドゥン村で両親がこさえた赤米。

img_0724.jpg そしてお馴染みエマダツィ(青唐辛子のチーズ煮込み)。 黒いのはダンドゥン村の野草ナムナム。 チーズは東部サクテンで買って来た3年醗酵もの。

img_0725.jpg これはほうれん草。

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